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　新年明けましておめでとうございます。皆様には、令和5年の新春を健やかに迎えられたこととお慶び申し上げます。

　振り返りますと昨年は、3年目を迎えたコロナ禍による社会活動の停滞に加え、ロシアによるウクライナ侵攻に起因する世界的な燃料や食料不足、さらにはその影響としての世界的インフレの進行と物価高騰と、福祉を取り巻く環境は一段と厳しさを増す一年でありました。一方で年の後半では、本格的な「withコロナ」の時代へと変化し始め、様々なイベント等が通常通り開催されるようになったり、コロナ禍前と同様に国内外の観光を楽しむことが出来るようになったりし、まさにニューノーマルの時代の入り口を迎えた年でもあったと思います。当法人につきましては、創立70周年の記念の行事として、各施設で開催された70周年記念のオープン施設や見学会、さらには滝尾保育園で開催された70周年記念青空マルシェには利用者ご家族はもとより、近隣の方々など500名を超える皆様にご来場いただき大盛況のうちに終えることが出ました。また12月には、70周年の記念式典と記念講演会をリアルとリモートを活用したハイブリット形式で開催することも出来、今後80周年さらには100周年と続く道に、確実な一歩を刻むことが出来たと感じております。これもご利用児者とご家族の皆様の絶大なご理解とご協力、さらには関係後当局のご指導・ご鞭撻、そしてなにより役職員一同の使命感溢れる日々のご尽力の賜物と心より感謝申し上げます。

　また昨年は、当法人が掲げています中期ビジョン実現への取り組みにつきましてもしっかりとした歩みを刻むことが出来ました。働き方改革への取り組みとして、組織内コミュニケーションの更なる充実を目的として、「LINE WORKS」(ライン　ワークス)を導入し、業務で活用すると同時に新しいコミュニケーションを通じた業務の効率化や組織運営の改善へのチャレンジを始めました。また、一昨年より引き続き外部クリエイターとのコラボレーションによる、ブランディングや新しい福祉への挑戦も、未来への希望につながる成果を出しつつあります。さらには法人内サーバーのクラウド化等、次代への備えにも取り組むことが出来たと感じております。

　最後に、本年の干支は「癸卯(みずのと・う)」です。「癸(みずのと)」につきましては、次の新たな生命が成長し始めていることを表し、「卯(う)」は兎の様に跳ね上がる様を表すことから、本年は「これまでの努力が実を結び、勢い良く成長し飛躍する年」といった縁起の良い年と言われています。本会としても、現在の困難な環境を克服し、これまで取り組んできたデザイン経営への挑戦や働き方改革、DXへの取り組み等を目に見える成果へと昇華させ、大いなる飛躍の年にしたいと考えております。最後に、利用児者の皆様や勤務いただく役職員はもとより、本会に期待と信頼をお寄せいただくすべての皆様に、本年もさらなる進化を目指し続けることをお約束し、今後益々の皆様のご支援・ご協力をたまわりますことを心よりお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。